皮膚動脈炎
皮膚生検にて結節性多発動脈炎と同様の病理組織所見を認めるも、他臓器病変を認めない皮膚限局性血管炎である。皮膚症状としては、結節(皮下結節)(a)、リベド症状、潰瘍(b)、壊疽があり、その他、紫斑、丘疹、白色萎縮、浮腫などの記載がある。結節が90-100%、リベド症状が55-80%と高頻度に出現し、部位別に見ると下肢が最も多い。結節の特徴としては径1cm以下が多く、多発性で紅色ないしは暗赤紫色を呈し、自発痛、圧痛を伴う。