川崎病
冠状動脈瘤の血栓性閉塞像。炎症細胞浸潤は発症後12病日頃ピークに達し、動脈壁全層、動脈全周に波及した炎症により脆弱化した動脈は拡張し、瘤形成に至る。激しい炎症細胞浸潤は25病日頃まで継続した後、徐々に消退し線維化へと向かう。動脈瘤は冠状動脈分岐部に好発し、多くの剖検例では瘤内に血栓の形成を伴う。