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高安動脈炎(TAK)と巨細胞性動脈炎(GCA)の全国疫学調査結果について

2021年01月18日

高安動脈炎(TAK)と巨細胞性動脈炎(GCA)の全国疫学調査にご協力頂き有り難うございました。各施設で研究終了報告を行う場合には、以下の【結果の概要】をご利用頂きますようお願い申し上げます。尚、現在は解析結果を踏まえて論文を作成中です。


【結果の概要】
一次調査では、抽出した全国3,495施設のうち56.1%より回答を得た。患者数は、TAK 5,300人、GCA 3,200人と推計された。
二次調査では、一次調査で該当患者がいると回答した施設のうち、TAK 50.5%、GCA 49.4%より回答を得た。TAKとGCAはそれぞれ、診断時年齢中央値が24.5歳と74歳、男女比は1:5.9と1:1.9だった。TAKの側頭動脈病変とGCAの冠動脈・肺動脈病変は稀だった。若年発症TAKでは成人発症TAKに比べ頸部と腹腔動脈以下の病変が多かった。GCAはTAKより第一分枝以降の血管病変が多いことが示唆された。

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