顕微鏡的多発血管炎(肥厚性硬膜炎)
肥厚性硬膜炎。血清中のp-ANCA陽性で、視力低下などの中枢神経症状を来たし、肥厚性硬膜炎が疑われ、生検された硬膜の病理所見。硬膜は高度に肥厚し、微小膿瘍様の細胞浸潤や線維化、赤血球漏出が見られた。細胞浸潤は単核球、好中球、組織球などが混在しており、抗IgG4抗体を用いた免疫染色では、有意な陽性所見は見られなかった。