巨細胞性動脈炎
内弾性板の石灰化ならびに断裂と、その周囲、特に中膜の内側に、組織球の増殖による肉芽腫性炎が認められる。また、多数のLanghans型ならびに異物型巨細胞が見られ、一部内弾性板を貪食している(挿入図:EVG染色)。さらに、リンパ球やマクロファージの浸潤も認められる。この症例では中膜の外側に平滑筋細胞が残存している。
IEL: 内弾性板、C: 石灰化、SMC: 中膜外側の平滑筋細胞