私たちの身体には、血管のネットワークが隅々まで張り巡らされています。心臓からでた血管(大動脈)は枝分かれを繰り返し毛細血管となり、次第に集合して心臓に戻ってきます。血管炎は、これらの血管の壁やその周囲に炎症をきたす一群の疾患です。炎症の結果、血管が狭くなったり、太くなったりして、血流低下や出血を起こし、様々な臓器に障害を与える可能性があります。多くの血管炎疾患は国から指定難病に定められています。
難治性疾患政策研究事業難治性血管炎の医療水準・患者QOL向上に資する研究班(難治性血管炎班)では、指定難病の血管炎疾患を中心に、オールジャパン体制で血管炎の医療水準の向上と疾患啓発に取り組んでいます。このホームページでは、血管炎疾患に関する正しい情報を患者様とご家族の皆様に提供すると共に、当班が実施しているさまざまな研究活動を紹介しています。